杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

宿命は気にしなくていい

宿命は単なる思い込み? 昨日は「物書きの宿命」と題し、自分は物書きなんだから書き続けるしかない、といった趣旨の記事を書きました。 しかしそれを読み返してみて、実績を出すには書く以外ないのはそうだと思いつつ、赤い靴を履いているかのように書き続…

物書きの宿命

書き続けるしかない 本ブログを開始し、もう少しで丸4年が経ちます。今日で投稿記事数は1,416件になり、連続投稿日数は1,375日になりました。 三年制の学校に通っていた頃、その学校のパンフレットに「1000日の実力」というフレーズがありました。三年頑張っ…

余裕が次の余裕を生む2

病院の場合 アメリカのある病院で、手術室がつねに予約いっぱいになっていて、スタッフも含めて心理的余裕のないカツカツ状態で仕事を続けていたが、手術室を緊急専用ということで一つ空けておく、という決断をしたら、手術受け入れ件数を高める効果が得られ…

バーンアウト

クリエイティブ界でたまに見る この言葉は「燃え尽き症候群」という意味で、職場での慢性的なストレスに起因するらしく、20代、30代の人に増えていて、世界的規模で広がって深刻化しているそうです。 具体的に、どういった職場でどのような仕事をした人に目…

お金のはなし11 貧乏時代

青木祐子の二十代 日本銀行のPR誌「にちぎん」2021年冬号(日本銀行情報サービス局)を手に取り、開くと、最初のページに「エッセイ “おかね”を語る」というコーナーがあり、小説家の青木祐子が寄稿していました。 「未来へつなぐもの」というタイトルで、青…

板橋区立郷土資料館「マユダマ飾り」今年も

豊作・豊産祈願として 1月8日から16日まで、板橋区立郷土資料館で古民家年中行事「マユダマ飾り」が展示されました。この展示は古民家の恒例企画で、このブログでは昨年も訪問記事を書きました。 「マユダマ飾り」とは、農村で小正月(1月15日)に行われる予…

終活

光陰矢の如し 朝日新聞1月12日朝刊16面「ラジオアングル」に、菊田あや子さんがパーソナリティを務める「ビバ!菊田あや子のエンド・オブ・ライフ」のことが載っていて、興味を抱き聴くようになりました。 番組のテーマは終活(end of life)で、文字通り、…

宝か、ゴミか。

遺品整理で達する境地 シニアブロガー・りっつん著『未亡人26年生が教える心地よいひとり暮らし』(扶桑社、2020年)を読んでいます。 本書は還暦を過ぎた未亡人のりっつんさんが「26年間の未亡人としての暮らしと、12年間のひとり暮らし。この時間が教えて…

時代は変わる。

知人の退社 知人が、20年以上勤めた会社を退社することになりました。そのことを先日、本人から聞いて、とても驚きました。 その人は私の印象ではごく真面目な仕事人で、ストイックな面もあり、管理職者で会社への愛着も強く、正直、私はその人が会社を辞め…

瀬戸内寂聴の思い出

天台寺で会ったことがある 瀬戸内寂聴が亡くなりました。99歳。昨日はシドニー・ポワチエのことを書きましたが、書いている最中、思い出を書くなら瀬戸内寂聴の方がたくさんあるじゃないか、と思い書くことにしました。 私は学生時代、岩手県の「天台寺」に…

シドニー・ポワチエの思い出

『野のユリ』と「Amen」 シドニー・ポワチエが亡くなりました。94歳。シドニー・ポワチエというとやはり『野のユリ』(1963年)で、劇中でポワチエが歌う「Amen」は強く印象に残っています。好きな映画音楽や主題歌は多数ありますが、「Amen」もその一つです…

「仕事人」の思い出あれこれ

スペシャル版は「ジャニーズ祭り」 1月9日21時に放送されたテレビ朝日の時代劇「必殺仕事人」は、主演の東山紀之ほか、松岡昌宏(TOKIO)、知念侑李(Hey! Say! JUMP)が仕事人として出演し、他にも岸優太(King&Prince)、西畑大吾(なにわ男子)が出演する…

佐伯一麦「枇杷は九年で」

「視点植物」 「群像」2月号に佐伯一麦の短篇「枇杷は九年で」が掲載されました。 小説の舞台は、仙台の集合住宅にある「早瀬家」の庭。その庭に、「十一年前の春に、配送のトラックで長崎から東京へと長旅をし、大田市場を経て新宿の老舗の果物店へと運ばれ…

先行研究

研究に臨む姿勢 井上真琴『図書館に訊け!』(ちくま新書、2004年)を読んでいて、面白い、というか考えさせられる箇所がありました。 「学術研究の基本スタンス」という見出しが付けられた文章の中に、「何か仮説をたてようとするならば、これまで出ている…

並行読書について

好奇心に従えば、誰もが並行読書をする 「並行読書」という言葉があることを最近知りました。 これは「教科書と関連させて本や文章を読むこと」と定義されているらしく、文部科学省が推奨している本の読み方だそうです。具体的には、つまり類書をたくさん読…

使命

長沼睦雄『敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本』(永岡書店、2017年)を読みました。 その最終章(エピローグ)は、敏感すぎるHSPの向いている生き方や社会における存在意義、使命について述べられており、それまでの章がケーススタディーであ…

「それって逃げですよね」

最近読んでいる長沼睦雄『敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本』(永岡書店、2017年)は、HSPが日常生活で遭遇する様々なケースを紹介し、その捉え方と対処法のヒントを提供する本です。 ケース38は、仕事が自分に向いていない気がして転職を繰…

HSPの「解離」

長沼睦雄『敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本』(永岡書店、2017年)は、あるHSPのブロガーがブログで紹介していたので手に取りました。本書の「敏感すぎて生きづらい人」とはHSPのこと。つまり、HSPがその生きづらさを解消し、少しでも心身と…

新年の抱負雑感

新年を迎え、「今年の抱負」を述べる人をテレビやTwitterなどでちょくちょく見かけます。「一年の計は元旦にあり」じゃありませんが、年始にその年の目標を立て、実行していくことは多くの人の習慣になっているのかもしれません。 一方で、年始に立てた目標…

御神籤

家族と初詣に行き、家族が御神籤を買ったので私も買ってみました。結果は………。まあ、結果は参考程度に受け止めて、今年も用心しつつ及び腰にもなり過ぎず、心身の健康を大切にしてやっていこうと思っています。 御神籤は吉凶を占う籤ですが、占いというもの…

牛のように、今年も

2022年が始まりました。 昨年の初め、「牛のように2」というタイトルで記事を書き、自分は引き続き書き続けると書きましたが、それは今年も同じですね。今、準備を進めている書き物を書き進め、発信します。書くものの内容は様々に変化しますが、「書く」と…

言葉遊び

米澤穂信『氷菓』(角川文庫、2001年)を読み、もしかしたら著者はジム・ジャームッシュの『ダウン・バイ・ロー』を見て、最後の言葉遊びを思いついたんじゃないかなと思いました。 ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、勘が良い、推理力がある…

世の人は我を何とも言わば言え 我なす事は我のみぞ知る

坂本龍馬が残した言葉の一つで、中でも有名なものであるらしいです。下の句は谷崎潤一郎の「我といふ人の心はたゞひとり われより外に知る人はなし」と似ていますが、上の句がいいですね。言いたい奴には言わせおけ、という開き直りの気持ちが表現されている…

純粋な生活

もうずいぶん昔、NHKか教育テレビで美輪明宏さんの特集番組が放送されました。その生い立ちや三島由紀夫との関係、同性愛のこと、ヨイトマケの唄のエピソードなどを美輪さん本人が語っていました。 たしかその番組の最後だったと思いますが、美輪さんが、人…

都立赤塚公園の冬の風物詩「雪吊り」今年も。

都立赤塚公園の入り口付近の松に「雪吊り」が施されていました。毎年恒例の行事で、これを見ると冬だなと思います。このブログでも過去に二度、「雪吊り」を写真に収めて記事にしました。 「雪吊り」は元々、リンゴの重みから枝を守るために始まった「リンゴ…

図書館で撮影チームに遭遇

今日、板橋区立高島平図書館に行ったら、立て看板に写真のようなお知らせが掲載されていました。 高島平と周辺のエリアはけっこうドラマとかバラエティ番組にも登場します。町中ではたまに撮影チームを見かけます。ですが図書館での撮影は、私は初めて遭遇し…

ネットと印刷物

井上真琴『図書館に訊け!』(ちくま新書、2004年)は、調べ物と書き物をする人間にとっては必読の書なんじゃないかと思います。中高生にはもしかしたらレベルが高すぎるかもしれませんが、大学生だったら一通り目を通しておくべき本ではないでしょうか。 さ…

そろそろ何かが変わりそうな気が…

今年も暮れてきました。もういくつ寝ると…という時期です。 ライター職をしている中で、会社の経営者にその年の振り返りと次の年の抱負を聞くことがよくあります。今年もそういう企画のインタビューをしましたが、2021年の大トピックはコロナ禍とオリンピッ…

小説アウトロクイズ

イントロ(序奏)の反対はアウトロ(終奏)というそうです。 イントロクイズは、音楽のクイズなどでよくありますが、小説バージョンもけっこうあります。「風の又三郎」や「檸檬」や『坊っちゃん』の書き出しなどは有名なので、よく問題にされていますね。 …

コロナ禍とHSP

Ryota『まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本』(KADOKAWA、2021年)を読みました。 HSPが心身を消耗することなく社会で生きていけるようになるヒントが多数書かれた本です。アマゾンレビューを見ると、著者のRyotaさんのブログの内容と…