杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

セロトニンと腸

腸活は大事

赤羽根拓弥監修『カラダのすべてを肛門は知っている』(カンゼン、2023年)のことは先日もこのブログで取り上げましたが、この本、面白いです。日常生活では知人とも家族間でもあまり話題にされることがないであろう肛門について、一つの話題につき2ページを使って端的かつ分かりやすくまとめています。また最終章は「なぜそんなことを……大人のおしり事件簿」と題し、おしりを使った性的な遊戯にまつわるさまざまな事件を紹介しています。とはいえ勿論ぜんぜん猥褻ではなく、あくまで知識として吸収することができます。

第3章は「知ってびっくり! うんちとおならのサイエンス」で、中に「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが体内には約10ミリグラムあり、その90%が腸に分布していることを紹介するページがありました。

セロトニンについてはこのブログでもよく書いてきたと思いますが、腸にそんなにも多く存在しているとはもちろん知りませんでした。また、腸内でつくられるトリプトファンが「5-HTP」という物質に変換され、その一部が脳に行き、セロトニンに合成されている、とのことです。

最近は何かとストレスの多い生活をしているので、セロトニンの大切さは身に染みていました。その元になる物質が腸で生まれていると知り、腸活というのは大事だなぁと感じた次第です。