杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

関係の総和

あらゆる問題は人間関係の問題

長いですが、読み応えのある記事です。

性や結婚についての突っ込んだ話を、興味本位ではなく行っています。ウィル・スミスが「オープン・マリッジ」を実践しているのは初耳…というかそもそもオープン・マリッジという語そのものが見たことも聞いたこともありませんでした。調べるとかなり以前からある言葉だそうで、不明を恥じます。結婚という要素がなければ「ポリアモリー」に近いものである気がします。

私自身、人間は異性関係や性生活を、生物学的に合理性のある形で営むのが健康的で良いだろうと思います。もっとも私は、そういう生き方を実践するレベルにはとうてい到達できないでしょうけれど。さまざまな要因から。。

さて、記事の後半にある、「私とは何かというと、それは関係の総和だ」といった箇所が印象的でした。前にもこのブログに書きましたが、私は長く小説を書いてきて、キャラクターという概念をうまく飲み込むことができなかった。しかし、キャラクターは人間関係においてのみ存在する、と知り、要するにほとんどの問題は人間関係の問題なのだ、と思うようになってからは、キャラクターのことを考えやすくなりました。

人間は関わる人間との関係によって形成される、つまり関係の束のようなものだと、今は考えています。「関係の束」すなわち「関係の総和」です。そうすると、この記事やサイト全体の主題である「ウェルビーイング」はどう達成すればいいのか、自然に見えてくる気がします。