杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

人間関係、お金との付き合い方。そして書くこと。

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと」で記事を書きます。

変わったこと

1:人付き合いのし方。十年前というと、三十歳代の前半になります。当時は、今も勤めている会社で働き、プライベートでは文学同人に所属して同人誌に作品を発表していました。まだ子供はいませんでした。

十年前の自分は、まだ後先を考えず、行き当たりばったりだった気がします。面白いと思う物事や人間に惹かれ、吸い寄せられるように近づいていった挙げ句、痛い目を見たり、思惑が失敗したりしていました。承認欲求にも振り回されていたように思います。他人からの承認を得ようと、尽くしたり、忍耐したりしましたが、空振りに終わることが多かったですね。

この十年の人間関係の変遷を振り返ると、そんな風に私が惑わされ、吸い寄せられるように近づき、取り入ろうとした相手は、悉く私から離れていったように思います。いや、私から離れていったという方が正しい。所詮、相手は私のことなど眼中になく、私が期待するものを私に与えてはくれませんでした。むろん、相手が悪いわけではありません。自分というものがなく、承認欲求に翻弄された私自身が馬鹿だったという他ありません。

健康を損ねるなど、いろいろ大変な思いをして、けっこう勉強しました。その甲斐あってか?、ここ数年でようやく他人に振り回されなくなってきたような気がします。

2:お金との付き合い方。十年前の私は、人間のみならずお金との付き合い方も下手でした。お金は汚いもの、お金を稼ごうとするのは意地汚いこと、といった考えが、頭のどこかにうっすらとあったように思います。一方でお金の使い方は無計画で乱暴、投資とか運用という考えは一切ありませんでした。

社会人になった二十代の頃から借金があったため、生活は苦しかった。そんなこともあり、これも人間関係や健康のことと同様に、いろいろと勉強しました。ここ数年で、ようやくお金の苦労が少しずつ減ってきています。

変わらなかったこと

書き続けていること。恐らくこの一つだけです。小説や、このブログに載せている随筆や調べ物の成果の類い。それらを「書きたい」という思いだけは衰えず、実行し続けています。子供の頃から漫画を描き、学生時代には脚本を書き、小説を書き、社会に出てからも書き続けています。きっと、これからも書き続けるでしょう。

はてなブログ10周年特別お題、これにて全て終了です。やってみると、自分のことを客観的に振り返ることができたように思います。