杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

牛のように3

仕事もプライベートも、忙しい毎日。やりたいことが思うようにできず、焦燥に駆られていらいらし、俺はこんなことをやっていていいんだろうか、いっそのこと今の会社も生活もいったん終わらせて新しいことにチャレンジする方がいいのでは…といった考えが出てくる。

しかし、逸る気持ちを抑え、考えてみる。冷静に考えてみると、牛のようにゆっくりではあるが、確実に前進している。やると決めたことを少しずつ実行しているし、成果もごくわずかずつだが出ている。まだ今の仕事や生活を変革するほどにはなっていないが、確実に現実は変わってきている。

大切なのは、いっときの感情に振り回されてこの前進を止めてしまわないことだと思う。

山を登っている、あるいはトンネルを通っている、海を渡っている、その途中にくじけそうになることは多々あるだろう。いったいいつまでこの道を往き続ければいいのかと。途中で引き返したり、決めていた進路から転向したりしたくなるかも知れない。けれどもあとちょっと行けば峠の頂に到達するかも知れないし、トンネルを抜けるかも知れないし、目的の島が見えてくるかも知れない。

前進を止めてはいけない。