杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

名字に関する記憶

「名は体を表す」というが、名字は出身地を表している(ことがある)。

私が住んでいた愛知のベッドタウンの団地には実家は九州という人が何人もいた。同じ小学校には椎葉、指宿、といった名字の人がいて、今振り返ると、その人の実家は九州にあったのだろうと思う。

以前、仕事の関係で会った人に寒河江という名字の人がいた。定年後は山形に帰りたいと言っていたから、その人は山形県寒河江市出身なんだろう。

これは全く私の想像だが、「るろうに剣心」には魚沼、石動、阿武隈、といった名前のキャラクターがいる。あれらはそれぞれその出身地を表しているのではないだろうか。るろ剣のガイドブックは読んだことはないので(存在するかどうかも知れない)、機会があったら確かめてみたいものだ。

他に、出身地とともに実家や先祖の生業を連想させる名字の人も少なくない。これまで牛頭、宮、虫鹿、といった名字の人に会ったことがあるが、いずれも先祖は神社に関係しているんじゃないかと思う。もっともそういうケースは、日本古来の生業に限られるだろうが。