杉本純のブログ

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2割共有

会社では一つの仕事を集団で進めているので、社員相互で認識の齟齬があるのは良くない。その仕事の目的、内容の方向性、などなどについて関係者同士の認識を統一させながら進めるのが、効率的かつ確実な進め方である。それはまぁ、当たり前のことだと思う。

私はつねづね、上記のような、皆で作り上げる仕事の完成イメージと方向性について、大雑把にまとめたメモを早い段階で関係者に共有するようにしている。やろうとしていることが間違っていないか、進もうとしている道が正しいか、などのだいたいのイメージを共有して、指摘と合意をもらうのである。

最近、「2割共有」という言葉を知った(ある人が使っていた)。完成度20%くらいの段階で上司とか先輩に見せ、フィードバックをもらうようにすれば手戻りが少なく済む、とのこと。ああ私がいつもやっていたのはこの「2割共有」だなと、我が意を得たり、であった。

先に書いた通り、それは考えてみれば当然のことだろう。多くの仕事は一人ではなく複数で進めるものなので、今こんな感じだけど大丈夫かな?といった共有と確認は大切、というか必要である。完璧主義者とか、他人から指摘されて直すことができないプライドの高い人とかだと、そういうことが難しいのかも知れない。だが、完璧主義なら2割共有する方が美しくスムーズに仕上がるのだから、それをやらない手はないと思う。