杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

読書飢餓

ここ数日は様々な義務に追われ、本を読む時間をほとんどつくれなかった。読書は私の知的・精神的な意味での生活の基礎であり、作品を書くことはもちろん、このブログの記事の源泉にもなっているから、ここ数日は言うなれば、栄養補給ができず、何を生産することもできない、という苦しい日々だった。

ようやくその辛い期間を過ぎ、楽しくなりかけているところである。その状態変化に際して改めて実感したのは、やはり自分は書物が好きで、読むことや書くことが生き甲斐なんだ、というごく当たり前のことだ。苦しかった期間は、読書飢餓の状態だったゆえか、本が好きとか書きたいという、自分のごく普通の感覚を忘れ、自分自身をも見失いかけていたように思う。

それは良くない。好きなものを好きだと思える感覚を失うほど義務に忙殺されるのは、あってはならないことだと思う。

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