杉本純のブログ

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ドーパミン

最近、脳の状態や睡眠の質に注意を払うようになった。

完全なにわか仕込みの知識だが、スマホやネットはドーパミンを分泌させやすいため、寝る前には離れて過ごした方が良いということを知った。そしてそれが、経験と共に確信になりつつある。

自分で言うのもなんだけれど、知的好奇心は強い方だと自覚していて、体育会系の雰囲気は苦手だが体を動かすことも大好き。知るのは楽しいし、運動によって得られる爽快感や興奮の味もよく知っているつもりだ。

ドーパミンの分泌は、脳を覚醒させ、注意力や集中力を高めてくれるらしい(ネット情報によるにわか仕込み)。とすると、私はけっこうドーパミンの恩恵にあずかっているわけである。

そのことは、私の人生を楽しいものにし、深く味わいのあるものにもしてくれたと思う。二十代や三十代まではほとんどドーパミンによって突っ走ってきたような気さえする。

しかし最近は、そういうやり方に限界を感じつつある。頑張ればまだいける、という気もするが、そんな風に考えること自体がまたドーパミン信仰なのではないかという気もするのである。思えば、かねてけっこう無茶をしていたし、それゆえに良くない結果にもなっていたはずだが、上記のようなドーパミン信仰によって誤魔化していたのかも知れないとまで思うようになった。信仰は恐ろしいものだと思う。良い結果を生んでいる時は良いのだが。。