杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

無理ゲーの敗因は自分か

仕事のモチベーションに関する心理学についてのネット記事を読んで、たしかにそうだと思いつつ、さらに考えた。

記事は、仕事の成功・失敗を自分のせいにするか、自分以外の要因のせいにするかで、モチベーションの高い低いが分かれる、と述べ、前者の方が成績が良い、と述べていた。

たしかに、多くの場合そうに違いない。敗北の原因を他人や環境に求め、自分は本当は負けていないんだ、などと言うのは「阿Q」である。敗北の痛みを癒すには努力して勝利を掴むか、敗北を受け入れて納得するしかないだろう。

たしかにそうなのだが、それはフェアプレイに限ったことではないか、と感じた。世の中には無理ゲーが明らかに存在している。「出来レース」や当て馬にされることも、あるだろう。そんな状況下ではいかに努力をしたところで徒労に終わるので、勝負をおりる方が賢明だと思う。

だから多分、無理ゲーに負けた原因を自分に求めるとしたら、その無理ゲーをさせる上司や会社の元にいた自分がいけなかったんだと思い、環境を変えるのが、真にモチベーションの高い人なのではないか。