杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

体のサイン

文字を見るとその時の自分の体調が分かる、という人がいて、私もだ!と思った。

私は大学時代から日記をつけ始め、何回か挫折したが、いま書いているのはもう9年ほど毎日欠かしていない。終業時間が不安定な仕事をしているので、日記をつける時間もけっこうバラバラである。ひどく疲れている時は、字のトメやハネが弱々しくてダメである。ある時期までは、体調によって字の形が変わるとは思っておらず、単に心掛けのせいだと考えていた。しかし、今ではそうではないと思っていて、今回、冒頭に書いたような人を見て、確信に至ったというわけ。

思い返すと、疲労が溜まると体は色んなサインを出すが、私はそんなのお構いなしに仕事に没頭していたように思う。口内炎がたくさんできる、首の後ろから背中にかけて鉄板が張り付いた感じになる、頭が回らない、眼のピントが合いにくい、などなど。そして、字の乱れもその一つである。そういうサインが出ていたのに根性を発揮して力づくで押していたが、たいていは上手くいかなかったように思う。良い仕事をしたいなら、体のサインに耳を傾け、正直に従うのが重要だろう。