杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

お金のはなし3

最近は家計簿をつけるようにしているのだが、これはお金について深く広く学ぶ一環である。

つけてみると色んなことが分かってきて面白く、また自分のお金の使い方について恥ずかしい思いをすることがある。というのは、どこでどんな無駄な出費をしているかが目に見えて分かり、それがあたかも、自分の「弱さ」が晒されているように感じられるから。

怖いのはお金ではなく人間だ、と山崎元が『お金とつきあう7つの原則』(ベストセラーズ、2010年)で書いているが、その「怖い」には、ついつい無駄な出費をしてしまうといった「弱さ」も含めて良いだろうと思う。

また、家計簿よりも以前から月ごとの収支の記録を継続している。家計簿と合わせることで、お金の動きが一日単位から月単位、年単位まで広く捉えることができる。

お金の動きを記録し続けて良いと思うのは、まず無駄な出費が減り、本当に欲しいものには惜しみなくお金を使えるようになったところだろうか。また、個人バランスシートを作り、数年先までのキャッシュフロー表も作ってみると、未来のことがある程度予測できて、生活の仕方やお金の使い方についての示唆が得られるようにも感じる。

見える化」という言葉は、ここ数年けっこう流行っているように感じるが、やはり見えないことほど恐ろしいことはなく、お金の動きもその例外ではない。見えるようになれば、恐怖心はなくなっていくのだろう。