杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

2023年に読んだ本

収穫はモリナガアメの漫画

Twitterでフォローしている作家が、今年の何冊目、といった書き方で2023年に読了した本を紹介していました。

作家なので膨大な量を読んでいるかと思いきや、意外にも現時点でまだ十冊にも達していない模様です。まぁ速読や冊数が大事ではないことくらい、私もわかっているつもりなので、それほど驚きはしませんでしたが。

私はどれくらい読んだかというと、以下の通りです。

・モリナガアメ『話せない私研究――大人になってわかった場面緘黙との付き合い方』(合同出版、2020年)
・モリナガアメ『かんもくって何なの!?――しゃべれない日々を抜け出た私』(合同出版、2017年)
三田紀房ドラゴン桜』9巻(講談社、2005年)
・小林哲朗『夜の絶景写真 工場夜景編』(インプレス、2016年)

全編読んだのはこれくらいで、部分的に読んだものはざっと以下のとおりです。

バルザック「ゴプセック」(『ゴプセック・毬打つ猫の店』(芳川泰久訳、岩波文庫、2009年)所収)
松本清張「地方紙を買う女」(『松本清張短編全集06 青春の彷徨』(光文社文庫、2009年)所収)
・築山節『脳から変えるダメな自分』(NHK出版、2009年)
堀江貴文西野亮廣『バカとつき合うな』(徳間書店、2018年)
・芦川智編『世界の水辺都市への旅』(彰国社、2022年)
・小林昌樹『調べる技術 国会図書館秘伝のレファレンス・チップス』(皓星社、2022年)

感銘を受け、収穫だとも感じたのは、やはりモリナガアメの二冊です。これらはいわば「場面緘黙症」に苦しんだ著者の自伝的な漫画で、壮絶な人生を生きてきた著者の生き様に心を打たれたし、このような「自らを語る方法」があるのだ、という意味で勉強もさせてもらいました。

言うまでもなく、これからもたくさん読みます。面白い本があったらこのブログで紹介していきたいです。