杉本純のブログ

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板橋区立郷土資料館恒例の「マユダマ飾り」

豊作の模擬実演

板橋区立郷土資料館の古民家で1月7日から15日まで、恒例の行事「マユダマ飾り」が行われています。

「マユダマ飾り」とは1月15日の小正月のお飾りで、農作物の豊作や養蚕なら繭の豊産を願って実施される「予祝行事」の一つです。予祝行事は、豊作の様子を模擬実演するものであるらしく、マユダマ飾りの他にも鋤入れや庭田植などがあるそうです。豊作を頭に思い描いておくことで実現を助ける、ということでしょうか。

マユダマは枝ぶりの大きいものを一つ、小さいものを複数つくります。大きいものは大黒柱に縛り付け、小さいものは大神宮様、荒神様、床の間、仏壇、井戸の水神様、恵比寿様、大黒様、屋敷の稲荷様などに添えるのだとか。

この郷土資料館での今年の展示はケヤキの枝を使ったとのことなので、昨年、一昨年と同じですね。

マユダマ飾りは、昨年10月から12月まで屋根改修工事が行われ、きれいになった「旧田中家住宅」で行われています