杉本純のブログ

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板橋区立郷土資料館「マユダマ飾り」

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1月9日から板橋区立郷土資料館の古民家で「マユダマ飾り」の展示が始まった。マユダマ飾りとは、1月15日の小正月のお飾りのことで、稲をはじめとする農作物の豊作を願う予祝行事の一つ。養蚕と関わりがある地域では繭の豊産を願ってマユダマを作るらしい。

多くの場合、1月14日にケヤキやヤナギを切ってきて、餅や米粉で作った団子を枝につけて飾り、16日には外して粥などに入れて食べるとのこと。それが病気や悪気除けになるのだそう。板橋区内の農村部では「メエダマ」と呼ばれ、昭和初期頃まで行われていたという。

今回の展示ではケヤキの枝を使い、うるち米の団子を枝につけている。古民家のカマドにセイロを用意して団子を蒸したという。

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団子は紅白できれいで、風情のある飾りだなぁと思った。展示は1月17日まで。終わった後は資料館のスタッフたちで団子を食べるのかな。。

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