パリ人肉事件で知られる作家の佐川一政が死にました。73歳。
私は佐川と面識はなく、もちろん言葉を交わしたこともありませんが、顔を直接見たことがあります。また、間接的ではありますが関わりがありました。その関係はごく希薄なもので、時間的にも短い間に消滅したので、佐川という人は人生のほんの一瞬、かすっただけのような存在です。
佐川を知り、間接的な関係が消滅した経緯については、書き残しておきたい気持ちは少しあるものの、あまり意味があることとは思えないので控えておきます。
私は『佐川君からの手紙』を読んでおらず（今後読みたいとは思っている）、カニバリズムも文学的に少し興味がある程度なので、こちらから佐川を知る可能性はほとんどありませんでした。
