杉本純のブログ

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時間は命

三田紀房『インベスターZ』の10巻(講談社、2015年)に「時間とは、命」と書かれていました。

主人公の知人の女子中学生の姉が、DMMへの就職を決め、その理由と背景を友人に話す場面。自分は資本家、言い換えると投資家になると言い、20歳代の自分たちが社会に投資できる資本は何か、それは時間しかない、と話す。さらに、では時間とは何かというと、「時間とは、命よ」と話す。

友人は姉の生き方と考え方には懐疑的ですが、姉の方は確信を持っています。というのは、それまでの就活では納得できないことが多く、投資をしている中学生の妹に刺激されたりして、少しでもいい会社に入ることが大切だという就活の従来の考え方に変化が起きていたからです。そして、ただの労働者はラットレースのラットに過ぎず、ただ働かされ続け、しかも役員などにまで出世できる人はごくわずかで、実はとてもリスクの大きい生き方だという、ロバート・キヨサキのようなことを言います。

時間は命だという考え方はその通りだと私は思っています。つまり時間ほど大切なものはないわけで、これをそう簡単に他人に奪われてはいけません。