杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

ゴールドラッシュ

「インベスターZ」の2巻を読んでいて、アメリカのゴールドラッシュについて描かれているところがあり、面白かったです。

多くの人が一攫千金を夢見、ツルハシを持って鉱山に出掛けたが、実際に大金を儲けたのは鉱山に行く人たちにツルハシを売った人だったという話です。その話を元に、投資するべきは鉱山に行く人でなくツルハシを売る企業だ、と漫画では言われていました。

考えてみれば当たり前だと思える話ですが、私にはこういう、お金や物事がどう動いているか状況を見渡して、そこに網をかけて儲けるるようとする思考がないなぁ、と思いました。

世の中には作家になりたいワナビが多くいるので、小説の書き方本とか小説講座などのワナビビジネスが成立する。HSPは五人に一人いるので、HSPの生き方や働き方の情報を提供するHSPビジネスが成立する。ワナビHSPとそのビジネスを仕掛ける人、どっちが儲けているかというと、答えはほぼ間違いなく後者でしょう。作家で大儲けできる人は一握り。HSPの本来の力を発揮して活躍できる人は…こちらも一握りかも。世の中そういうものかもしれません。