杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

教師根性

実作を続けること

Twitterで「教師根性」という言葉が批判的に使われているのを見ました。そのツイートは、年下など立場が下の人に偉そうに説教垂れていることを批判していたのでしたが、教師経験者にはたしかにそういう嫌な部分を持っている人がいるなぁ、と思いました。

「教師」って、それがどのような分野であれ、本当は実作者とか研究者になりたかったけど実現せず、けれども生活しなきゃいけないから仕方なくその分野を教える教師になり、屈折した思いをずっと抱えて生きている人が一部いる気がします。

それで、自分より若い、その道を進んでいる人を見ると、つい説教を垂れる。その行動の背後には、自分は負けたことを認めたくない気持ちからくる、存在感を出したいという思いが隠れている気がします。

そういうのは、いわゆる「こじらせワナビ」がさらに病的になったようなものかもしれません。そういう人、何人か見たことがあると思います。ああはなりたくないと思いますが、そのためにはとにかく実作なり研究なりをし続ける以外にないでしょう。