大切な私小説
姉妹ブログ「杉本純の創作の部屋」で、小説の連載を開始します。
タイトルは「映画青年」です。数年前、ある新人文学賞に応募し落選した作品ですが、昨年5月の文学フリマ東京では他の短篇とともに一冊の本にして販売しました。
映画学校の卒業を控えた青年が、藝術家を志望しながら一向に自分の人生を進展させられず、就職活動すら始められないままタウン誌会社のアルバイトを始める話です。私自身の体験が多分に反映された私小説で、私はこの作品をとても大切にしています。
文学フリマではある程度の部数を販売できましたが、もっとたくさんの人に読んでもらえればと思い、ブログで連載することにしました。
読んでいただけると幸いです。