杉本純のブログ

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スヌーピーの言葉

NHK Eテレの「ねほりんぱほりん」、先日は「親が“神様”を名乗る人」でした。

親が、どんなことも霊に結び付けて考えて行動する人で、ごく普通の親の愛を与えられることのなかった女性が登場。その人生は悲しく厳しいものでしたが、当人は、今ではそういう運命を受け入れ、親を完全に相対化できているようでした。

そして、スヌーピーの次のような台詞を言います。

配られたカードで勝負するっきゃないのさ それがどういう意味であれ

スヌーピーについて詳しく知らなかったため、当然このセリフも知りませんでしたが、いい言葉だなぁと思いました。

このブログで少し前、子供は親を選べない、という事実を背景に「親ガチャ」という言葉が若者の間で最近よく使われている、と書きました。「ねほりんぱほりん」に登場した方は、まさに「親ガチャ」を嘆きたくなるであろう人なのに、嘆くことをせず、スヌーピーの台詞のような気持ちで生きているわけです。

これが、親を選べなかったゆえに悲しんだ人が口にするにふさわしい、自らの運命に対する言葉ではないだろうか。そんな風に思いました。

スヌーピー、というか漫画『ピーナッツ』を読みたくなりました。