杉本純のブログ

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モンキーマインド

久賀谷亮『世界のエリートがやっている最高の休息法』(ダイヤモンド社、2016年)を読んだ。内容はタイトルの通りで、ただし休息させようとするのは体よりは脳の方がメインになっている。

架空の登場人物の掛け合いで話が展開し、そのやり取りの中で脳の休息法が紹介されるが、私にはこのストーリー形式がとっつきにくかった。とはいえ、脳の疲れに関することには思い当たることがいくつもあった。

中でも、頭の中にさまざまな雑念が渦巻いている「モンキーマインドの状態」には、ハッとさせられた。これはつまり、頭の中でたくさんの猿が喚きながら暴れ回っている状態で、私は過去に数え切れないくらいこの状態になったことがあった。猿たちは一度暴れ出すと容易には静められず、そのせいで一睡もできなかったことは一度や二度ではない。

本書には「モンキーマインド」の解消法がいくつか紹介されているので、こんどその状態になったら試してみようかと思っている。それにしても、脳を良好な状態に保つためには、いろんなことを意識的にやる必要があるんだなぁと。