杉本純のブログ

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都立光が丘公園と都立赤塚公園

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先日、久しぶりに練馬区の都立光が丘公園に行ってきた。コロナ禍もあって人がやたら多く、写真を撮るのが憚られたので、撮らなかった。以前撮った入り口付近の「平和への祈り」のみ掲げておく。

もともとこの場所では、1940年に紀元2600年を記念した大緑地計画が考えられていたらしい。しかし戦争が始まり、陸軍の成増飛行場が建設され、敗戦後は米軍の宿営地「グラントハイツ」として利用された。1973年年に返還が完了し、公園になった。

私は板橋区の都立赤塚公園によく足を運ぶが、光が丘公園よりはだいぶこぢんまりとしている。とはいえ、赤塚公園は高島平周辺の街づくりが進むにつれ、当該地から公園用の土地を提供されて飛び地として増えていった経緯があるらしく、そんなこともあって、光が丘公園とは趣を異にしている。

規模は光が丘公園の方が大きく、アスレチックやスポーツのエリア、バードサンクチュアリもあってバリエーションも豊か。赤塚公園は大門地区にニリンソウの都内最大の自生地があって、こちらも楽しい。…二つの都立公園を比較してもあまり意味はない。それぞれの良さがある。

普段は近所の公園の歴史や特徴を意識しないが、意識してみると面白い。赤塚公園から見ると、光が丘公園とは逆方向に浮間公園という都立公園がある。こちらも独特の表情がある。