杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

行動

勉強、練習、試合が大切だとこのブログで書いたが、勉強や練習は「努力」で、試合は要するに「行動」だと思う。行動するというのは、他人や、会社などの組織と目的をもって関わることで、そこで、良きにつけ悪しきにつけ努力の成果が出てくるのだ。

時間を作って小説を書くための勉強をして、実際に書くまでは努力。それを新人賞などに応募したり文学フリマで売ってみたりするのが行動。ブログで価値ある情報を世界に向けて発信するのも一つの行動だろう。努力はものすごく大事だけれど、どれだけ努力をしても行動に移さないことには何の意味もない。

努力はしているけれど行動していない人が、けっこういる。行動は、しばしば努力とセットになる。例えば小説を発表することは、結果が出ればそれが一つの学習になり、次作に磨きがかかるからだ。だから行動が一番大事なのだが、その結果を受けて勉強も練習もしないのは困りものである。また、「忍耐」を努力と勘違いする人がいて、単に長時間労働に耐えてるだけなのに「頑張ってる」とか言うのだが、それは忍耐に過ぎないと思う。努力はその時間を自分の持ち時間から捻出して行うもので、基本的に私的な行為だろうと思っている。