先日、福知山市に足を運ぶ機会があったので、せっかくだからと思い、空いた時間を使って福知山城を見てきた。明智光秀の大河ドラマで有名になっているが、福知山城が明智光秀が築いた城だということは恥ずかしながら知らなかった。
築城は天正7年(1579年)頃とのことで、だとすると私が生まれる400年前である。
足を運んでみて、さほど大きな城ではないな、と第一に感じた。しかし、福知山城は明治6年(1873年)の廃城令により店主中心の石垣や銅門を残して大半が失われたとのことで、元々はもっと大きな城だったのかも知れない。福知山城が再建されたのは昭和に入ってからのことで、三層四階の望楼型の大天守と二層の小天守が昭和61年(1986年)に復活したそうな。私が見たのは、元の完全な形ではなかったのは確かである。
とはいえ、派手ではなく素朴な感じがして、むしろその点に感銘を受けた。入館料は330円。城内は歴代城主をはじめとして城の歴史などが展示されていた。天守からは福知山市を四方に見下ろすことができ、その日は天候に恵まれたこともあって良い眺めだった。