杉本純のブログ

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神は細部で罰したまう

ちゃんとした仕事というのは細部がしっかりしている。

最近、仕事でちょっとしたミスをしてしまったことがきっかけで、そのことを思い出した。宮原昭夫『書く人はここで躓く!』増補新版(河出書房新社、2016年)の「神は細部で罰したまう」ではないが、細部をいい加減にしてはならない。

ざっと見てよくできている仕事の細部に綻びが見つかると、なんだコイツ手を抜きやがって、となる。私が最近やってしまったミスはまさにそれで、とにかく恥ずかしい。その他の仕事がよくできていても、いやできているからこそ、細部がいい加減になっているとプラスになっている分より大きなマイナスになってしまうように思う。

他人の間違いやいい加減なところを指摘してばかりいる場合もそうで、そういう人の仕事で細かいところにミスが見つかると、お前、人のこと言えないじゃないか、となる。それまで他人の不備を攻撃していたところへカウンターを浴びせられる、といった具合ではなかろうか。