杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

読書と精神

コロナ禍で外出が減り、電車に乗る機会もなくなった。カフェなどコーヒーが飲める店の中には開店しているところもあるが、どうも心理的に入店するのに抵抗がある。店にはけっこう人がいて、座席で向き合って話している夫婦なども普通にいるが、この人たちはコロナのことを気にしていないのか、私が気にし過ぎているのか。。

さてそんな生活がしばらく続いていて、微妙ながら色んな変化が起きているのを感じている。一つは、ちょっと太ってきた。これは当たり前だろう。もう一つは、頭の働きが悪くなっている。これも当然だろうが、やはり散歩とかジョギングとかをすると、わりかしマシになる。そして、どうやら精神も貧弱になってきている。これも外出が減っていることが影響しているのだろうと思うが、新しいことへの意欲とか、発想とかをするのが難しくなっている。

ここ数日でほぼ確信に至ったのが、自分にとってはやはり読書が精神の栄養剤になっていたということ。思えば、電車に乗らず、カフェなどにも行かなくなったので、読書する時間が相対的に減った。意外なことに、家の中よりも外出中の方がよく本を読んでいたのだ。そして、読書しないことで違う世界を垣間見る時間がなくなり、精神的に貧困になっていたのだろう。それにつれて、頭の働きも悪くなっている。集中して読書することもせず家の中でぐずぐずしている時間が相対的に増えたのだから、悪くなって当然なのだ。

外出自粛生活ではルーティンを作るのが良いそうだから、電車とか休日のカフェに代わる、新しい読書習慣を作りたい。