杉本純のブログ

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「プレゼンティーイズム」

という言葉があるのを最近知ったのだが、新しい言葉ではないらしい。会社において、出勤している社員が何らかの体調不良を抱えていて、本来のパフォーマンスを発揮できない状態のことを言う。アメリカでは年間1500億ドルの損失が出ているというデータがあるが(2012年)、日本ではどれくらいの損失なんだろう。

疲れが取れないために、仕事がさくさく捗らないとか、同僚や顧客とのコミュニケーションが上手くできない、というのもプレゼンティーイズムに含まれるのだろうか。

会社勤めをしている知人には、上記のようななかなか抜けない疲労を抱えている人は多い。見ていると、疲れているためにパフォーマンスが悪くなり、仕事を片付けるのが遅くなり、それによってさらに仕事が溜まって疲労も溜まる、という悪循環を起こしているように感じなくもない。まさに負のスパイラルである。