杉本純のブログ

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行動したもん勝ち

Twitterを見ていてつくづく感じるのは、ツイートには大きく二種類あって、一つは事実を述べるツイートで、もう一つは思いを述べるツイートだということだ。

事実をつぶやいている人は、今日はどこどこへ行った、とか、誰々に会った、などと書き、その様子を伝える写真と共に感動を述べていることが多い。これに対し、思いを述べている人というのは、~したい、~がほしい、などという願望をひたすら羅列しているだけで、けっきょくそれを実行に移すことなく毎日が過ぎているようだ。

ある人が言うには、述べた願望を実際にやっている人は一割ほどしかいないのだそうだ。だから、もし言ったことを実際の行動に移したならもうその時点で勝ちだ、と言う。

私もTwitterをやっているが、自分のツイートを虚心に読み返してみると、事実と思いのどちらかで言えば事実をつぶやいていることが圧倒的に多い。まぁ、事実といっても経験知というか、実体験から推論して辿り着いた理屈めいたことを言っているのが中心であり、見る人が見ればつまらん奴だと映るだろう。

さてある人の言葉に戻るけれど、要するに行動したもん勝ちということではないか。今の時代、膨大な量の知と情報がネットの世界に存在しているので、何かをやろうと思えば昔に比べて相対的に着手しやすくなっているように思う。~したい、~がほしい、などというのは、だからどうしようもなく馬鹿げた、虚しいつぶやきに過ぎないのだ。それに、物事を進展させるには行動を起こすしかないのは昔も今も同じで、やったことがある人間はやったことのない人より経験の点で一歩先を行っているのは言うまでもないだろう。

~したい、~がほしい、などと言っている人は、そうやってぶつぶつ言っていれば誰かが手を差し伸べてくれるんじゃないかと期待しているのではないだろうか。