杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

虎ノ門風土記

東京都心では再開発がガンガン進められています。日経BPムック『東京大改造マップ』(2018年)には、東京23区は横浜と合わせて412件もの大規模開発が進められていると書かれています。最近だと、11月1日に「渋谷スクランブルスクエア」が開業したのが記憶に新しいですね。

先日、虎ノ門界隈を歩く機会があったのですが、この街では「虎ノ門ヒルズ」が2014年にオープンし、2020年には日比谷線虎ノ門ヒルズ」駅が開業予定です。「The Okura Tokyo(ジ・オークラ・トーキョー)」が2019年9月にリニューアルオープン。新築マンションも建設中でした。

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写真は虎ノ門2丁目にある「大倉集古館」です。手前の水面は、「The Okura Tokyo」の入り口前の噴水がある池です。「大倉集古館」のホームページを見ると、1917年に誕生したこの美術館は日本初の私立美術館であるそうです(大倉喜八郎の赤坂自邸内に「大倉美術館」が建てられたのは1902年)。2014年から改修工事を行い、2019年9月にリニューアルオープンしました。

虎ノ門という地名は、江戸城の外堀にあった城門の名前に由来するらしく、他にも諸説あるそうですが、とにかく力強い地名だと思います。

街の歴史に興味がある私としては、東京都心が再開発によって大きく姿を変えることにとても興味があり、なかんづく、諸般の事情から虎ノ門にさらに深い関心を持っています。その虎ノ門を対象に、「調べて書く」というモットーを実行してみようと思いました。地域の歴史や文化や産業・産物などを調べてまとめたものを風土記と呼びます。虎ノ門についてまとめるので、題して「虎ノ門風土記」。このブログで不定期連載していきます。