杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

感覚の鈍化

一月下旬、インフルエンザに感染してしまい、数日会社を休んで家で寝込んでいた。その間はほぼ一日中、蒲団の中にいて、ブログ記事を書くことができなかった。とはいえ更新そのものは一日も落とさず持続することができたのは、以前に書き溜めておいたストックがあったからだ。

しかし、快復してさっそく書き物を再開してみると、やはり勘が鈍っていた。名前も知らない、ピアニストだったか誰かが、一日サボると自分が気づき、二日サボると批評家に気づかれ、三日サボると観客に気づかれる、などとどこかで言っていたと記憶するが、ブログ記事を数日間書かなかったがゆえの感覚の鈍りは、私は自分で察知することができた。

もっとも、手書きの日記だけは、ストックするわけにはいかず毎日欠かさず書かなければならないのでこちらは欠かさず続けていたためか、鈍りは最小限に抑えられたのではないかと思っている。

インフルエンザとはいえ、書き物を怠ってしまうと必ず感覚は鈍化する。物書きはその意味でも書き続けるしかないと思う。