杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

書いて書いて書きまくる

ライターの仕事についてのインタビューを受けることになり、学生時代とこれまでの経歴を振り返った。

私は映画学校を卒業後、タウン誌の会社に入ってからライターを仕事にするようになった。ライター歴は十三年を経過して現在十四年目である。インタビューや原稿の書き方などのライター仕事について、特に誰かに教わったわけではなく、見て盗んで真似をして、あるいは本を読んで知ったことを試し、または取材対象について本を読んでインタビューや原稿の精度を高めてきた。ライターになりたての頃は「ど」が付くくらいのポンコツだったが、今はありがたいことに、仕事の関係者の中に私を評価してくれる方がちらほらいる。原稿を書くスピードも格段に上がったし、日本語も少しは整ってきたと思う。

かつてこのブログで、「継続」することについてのモーパッサンの言葉「才能とは継続する情熱」を引いた。私はまだ十三年しか継続していないが、それなりの才能を備えていると言えるかも知れない。

若くてやたら感性の鋭い人、文章の熟(こな)れた人というのはいるが、ではそういう人がライター仕事を長く続けられるかというと、そうとは限らない。業務の辛さに耐えられず途中で辞めてしまうケースは少なくない。そういう人は、センスはあっても才能はなかったのだと言うしかない。

せっかく十三年も継続できた情熱=才能があるのだから、これからも書いて書いて書きまくる。