杉本純のブログ

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昆虫博士になりたかった

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会社からの帰宅の途中、セミが羽化している場面に遭遇したので撮影した。

セミの羽化を直接、間近に見たのは恐らく約30年ぶりである。前に見たのは、幼虫を入れた虫籠を自宅ベランダに置いておき、今か今かと夜まで待ってついに見たのだ。

私は昆虫が大好きで、幼少期には団地の近くを流れていた川の土手や近くの林の中でよくバッタやカマキリやセミを捕まえて遊んだ。遊ぶと言っても、子供だからか、愛でるというよりは力任せに虐げていたのだが、少年期を過ぎてからは、手に取って眺め、すぐに放してあげるようになった。

昆虫好きだったので、子供の頃は将来は昆虫博士になりたかった。しかし歳を重ねるにつれ文系の方へと傾いていき、その夢は自然消滅したが昆虫は今でも好きである。

しかし当時を思い返すと、昆虫博士になろうとしていたところから文系へと進んでいったことは、転向というほどのものではなかったように感じられる。だからというわけではないが、何かが好きだということは、それが文科の方向に行くものだろうが理科へ行くものだろうが根本的には同じような感動を目指しているのではないかと思っている。

とまれ、久しぶりに羽化を見られて楽しかった。

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