恥ずかしながら、ITに関するリテラシーは著しく低い。それが最近、ITに関する書き物の仕事をしているのだから因果なものである。
幼少時は昆虫や恐竜の博士になりたいと思っていたのだから元は理系なのである。しかし数学がある時期から付いていけなくなったこと、国語が得意になっていったこと、また話を書くのにのめり込んでいったことなどがあり、それならばまあ文系かなぁということでそちらの道に行った。そんな感じである。
目に見えないもの、手に触れられないもの、音、匂いのないものが滅法苦手な素朴実在論者めいた性向の持ち主なので悲しい。
ITの書き物の仕事は企画から立てなくてはならないが、まず「ピンとくる」ネタがあまりに少ない。新聞、雑誌、ネットなどでそういう種類の記事を読んでも、へぇ、そうなんだ……という感想以外に何も出てこず、不明点、疑問点も一切なくポカンとしているままなのである。
これは不味い。
子供が大きくなれば本人もこの問題に無関係ではいられなくなるし、私自身の目下の問題として、書き物の仕事できちんとしたものを出さねばならない。得意な分野ではないが、これらを乗り越える方法はあると思っている。
勉強である。