私はブログとは別に、もう6年以上、手書きの日記をつけている。一時期中断していたのを再開して6年以上である。最初につけ始めたのは大学生の時だから、その時期から数えれば20年近くつけている。
日記は、再開する前はもっぱらエッセイじみたもの、自らを鼓舞するための精神論めいたものをつらつらと書いていた。これらは、いま読み返すとかなり恥ずかしい内容だが、学生時代の私の精神状態などを伝える貴重な資料と考え、処分はしていない。
今の日記は日にちの記録といった意味合いが強く、いずれは私小説の材料になるもので、起きた出来事とそれに対する感想を簡潔に、かつ正確に書き留めるようにしている。
ノートはこれまでさまざまなタイプのものを活用してきたが、再開して6年以上、ジャポニカ学習帳のものを使っている。0.5ページで一日分だから1ページで二日分つけられる。一日分が長くなれば翌日分のスペースを使えばいい。
いい歳してジャポニカかよ、と笑うなかれ。実はあの唐十郎が、劇の台本の草稿を書くのにジャポニカを使っているのである。私が日記帳にジャポニカのものを使うようになったのは、そのことを知ってからだ。まるっきりマネなわけだが、他のどのノートよりもこれが一番使いやすい。日記をつけようとする人にはオススメのノートである。