杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

筆歴

ふと思い立ち、自分の筆歴を振り返ってみた。初めて漫画を描いたのは小学一年か二年の頃で、高校までは漫画ばかり描いていた。大学に入ると脚本家兼映画監督になりたいと思うようになり、日本シナリオ大賞に応募したし、映画学校に入ってからもシナリオを何本も書いた。小説を初めて書いた時は高校生だったと思うが、本格的に書き始めたのは映画の道に見切りをつけた頃からである。

覚えているだけで漫画は5作、シナリオは7本、小説は短篇16篇と長篇2篇である。合計すると、記憶している限りで30作品書いたことになる。しかし、書き始めたのは十歳より前だから、一年に一作も書いていない。これはいかん…と思う。

もっとも、学生の頃から日記を書いている。これは休んだ時期もあったが、2012年からは一日も休まず続けている。日記の目的は「人生の記録」であり、将来、さまざまな書き物の材料になるだろうと思っている。

ちなみに、これはお金の知識を身につけるうちに気がついたことだが、著作物は「資産」であり、作品を書いて蓄積するのは、資産を増やすことである。もっとも、その著作物が売れない限り収入にならないのは言うまでもない。いずれにせよ、私にはすでにまとまった著作物が30あることになるが、日記は売ろうとは考えていないので、著作物には違いないがお金を生むものではない。だが上に書いたように、著作の元になるものなので、これからも書き続ける。

そしてこのブログもある。記事数は現在1,300超で、エッセイが中心になっているものの、研究活動の途中結果めいた文章も載せている。ブログ記事は著作物で、資産である。だが、ブログ記事が編集者の目に留まって本になった! なんてことにはなっていない。

まあ著作物は資産である云々は余計なことである。振り返ると、ずいぶん書いたなぁ、と思う。まだぜんぜん足りないとも思う。一年に一作未満というのはあまりに情けないから、馬力を上げていきたい。ちなみに、私はライター業に従事していて、仕事で書いた記事が数え切れないくらいあるが、それらは「著作物」ではない。