先日オープンした「創作の部屋」に過去の作品をアップした。
恐らく24歳の頃に書いたシナリオで、10年以上前のものになる。この頃はスマホもなかったので、登場人物はガラケーを使用している。
筋は凡庸だし、どこにも個性らしきものがない短篇だが、読み返したら泣けてきた。マザコンである証だ。
これを書いた時は映画学校の学生で、ゼミの担任からはテーマがいいとほめられた記憶がある。ちなみに美代子の宿泊先が永一の部屋でなく都内のホテルであるのは、二人で演劇を見て夕飯を一緒に食べる約束をしていた、などの裏設定があるからだが、ここでは表現できていない。
このように欠陥があるシナリオだが、気に入っているので掲載する。
どなたか、映像化してみてください。