杉本純のブログ

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三遊亭圓朝の「怪談乳房榎」

幕末・明治の落語家、三遊亭圓朝(1839-1900)の「怪談乳房榎」に出てくる榎のモデルは、板橋区内に三つある。ぜんぶ訪ねて写真を撮った。

一つは松月院の門前にある榎。

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もう一つが氷川神社の「赤塚乳房大神」。「乳の木様」と呼ばれているらしい。

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そして赤塚諏訪神社の「こぶ欅」。これも「乳の木様」と呼ばれているらしい。

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「乳の木」はイチョウの別名だが、この「乳の木様」は欅である。木のこぶを乳房にみたて、母親の乳の出を良くするために祈願する民間信仰が赤塚地域にあったことに由来するそうだ。