杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

コンパス

かねて、小説を書くことを旅することに例えたら、ストーリーの構成図は地図で、主題はコンパスだと思っている。地図とコンパス、すなわちストーリーと主題がちゃんと頭に入っていれば、筆を進めていて迷うところが出てきても間違いない行路を選ぶことができるだろうと。

それは小説のみならず、人生航路にも言えるのじゃないかと、最近は思っている。主題はさしずめ、自分が生きる上で大切にしたいことは何か、何を目指したいのか、といったことではないか。ではストーリーは何かと言えば、人生計画、ビジネスパーソンならキャリアプランではなかろうか。もちろん計画どおりに行かないことも多いだろうが、主題が頭にあれば迷うことなく別の方法を選び直し、進んでいくことができるだろう。

* * * * *

5月16日の文学フリマ東京に出店します。ブースは「ク-16」です。小説、シナリオを出品予定です。興味のある方は、ぜひ足をお運びください。※緊急事態宣言延長の場合は中止の可能性があります。