杉本純のブログ

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パニック障害について

こないだ見たNHKクローズアップ現代」はパニック障害を取材したものだった。これは、とつぜん動悸がしたり呼吸ができなくなったりするもので、ここ数年日本では発症する人が何倍にも増えているらしく、恐ろしい。

私はそこまでキツい状態にはならなかったが、以前働いた職場では人間関係のストレスにやられて軽い鬱のような状態が続いていた。朝、起きると心の中が絶望感に浸されていて、眼も宙を見詰めていることが多かったし口数も少なく声も小さかった。あと少し酷かったら、パニック障害などになっていたかも知れない(番組ではパニック障害の原因ははっきりしていないが概ね人間関係のストレスだという風に言われていた)。

どういう人がパニック障害になりやすいのか、よく分からないが、やはり何か繊弱な部分を持っている人ほどなりやすいのではないかと思う。繊細さは貴重な宝だと思うが、それだけでは人間は生きていけない。繊細さを守っていくためには逞しさ・図々しさも往々にして必要だろう。

ちなみに私は学生時代からジムで汗を流すのが趣味で、社会人になってからも続けていた。あれはストレス解消に高い効果があったのではないか。パニック障害に陥らなかったのは、一つはそういう習慣があったからかも知れない。