杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

HSP市場

これまでに読んだHSP本と関連本

HSPに関する本は数多く出ていますが、私は最近、エレイン・N・アーロン『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』(冨田香里訳、SB文庫、2008年)を読んでいます。

本書がHSP本の嚆矢だと思っていますが、この本にたどり着く前に、この本から派生したと思われる複数のHSP本を読みました。

●武田友紀『繊細さんが「自分のまま」で生きる本』(清流出版、2019年)
●武田友紀『「繊細さん」の本』(飛鳥新社、2018年)
●西脇俊二『繊細な人が快適に暮らすための習慣』(KADOKAWA、2020年)
●高野優『HSP!自分のトリセツ 共感しすぎて日が暮れて』(1万年堂出版、2019年)
●時田ひさ子『その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません』(フォレスト出版、2020年)
Ryota『まわりに気を使いすぎるあなたが自分のために生きられる本』(KADOKAWA、2021年)
●長沼睦雄『敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本』(永岡書店、2017年)

派生本とは思いますが、それぞれ著者の実体験に基づく見解が述べられていて、得るものがあります。

また、HSPではありませんがほぼ同義と思われる「内向型人間」に関する本も読みました。

本多信一『内向型人間の仕事にはコツがある』(大和出版、1997年)
●榎本博明『内向性だからうまくいく』(日本実業出版社、2002年)

なるべく多くの本に触れる

私が読んだHSP本と関連本は類書のごく一部であり、amazonで探すだけでも他に大量の本が売られています。他にも、上に挙げた本の著者の中にはユーチューバーとしてHSPの情報発信をしている人や、オンラインサロンを運営している人もいます。ブログを書いている人もけっこういて、上の本の著者以外の人の記事も私はいくつか読みました。

HSPはすでに小規模ながら一つのマーケットを形成していると言って過言ではありません。市場にはHSPの生き方に関わる多様な情報が存在しています。それは玉石混淆だと思いますが、情報がたくさんあることは取り敢えずありがたい状況と言えるでしょう。

ある分野のことを知るには、その分野の情報を浴びるように多く触れることが大切です。色んな論者の色んな言説にたくさん接することで、自分にとって有用なものを感じられ分けられるようになるからです。HSPも同様だと思います。