佐々木大輔『「3か月」の使い方で人生は変わる』（日本実業出版社、2018年）を読んだ。
佐々木さんはクラウド会計ソフト・freee（フリー）を提供するfreee株式会社の創業者。一橋大学出身で、ベンチャー企業や博報堂、グーグルなどで勤務した後、freeeを創った。
本書は、「3か月」を一つの区切りとして、目標設定、計画の立て方、取り組み方、見直し方などについての著者自身の考え方とやり方を紹介している。内容はたいへん分かりやすく、実行に移しやすいとも思う。
特に面白かったのは第6章「成功は『アウトプット』しなければ始まらない」で、能書き垂れるよりもまずはやってみること、というのはけっこうグサリと来た部分もあった。私は、小説やノンフィクションに関する方法や意識を述べた本はけっこう読んでいるがビジネス書はあんまり読んでいない。けれども、まずアウトプットすることが大切だというのは、物書きも含めていろんな仕事に通じると思う。
