杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

団地という世界

東海テレビのドラマ「限界団地」が面白くて毎週見ている。佐野史郎扮する主人公が自分にとって邪魔な人間を次から次へと消していく(ように見える)話で、テンポが良く飽きがこない。

以前、阪本順治監督の映画『団地』(2016年)を観たが、やはり「団地」というのは、あらゆる観念がつきまとう一つの「世界」なんだなあという気がする。

同潤会日本住宅公団、UR…。あまり詳しくはないが、日本の経済成長は都市周辺の住宅供給政策と切っても切れない関係にある。「限界団地」も『団地』も、ちょっと常軌を逸したストーリーではあるが、発展していく日本社会の裏側の世界だと思うと、妙なリアリティを感じてしまうのである。

上記映像作品に限らず、団地を舞台にした作品は数多くある。

団地。深めていきたい世界である。