杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

毎日書くこと11

サラリーマン的発想からの脱却

今年のGWは東京を離れ、里山の風景が広がる場所でのんびりしました。スマホは1日に数回見た程度で、テレビも少々見ましたが、ほぼデジタル抜きで過ごした数日間でした。

お陰で両眼の疲労が取れ、頭の冴えもいくらか取り戻した感じでした。

ただし、読書はしましたが執筆の方はお休みしたため(完全に、ではありません)、先日、久しぶりに文章を書いたらその影響がさっそく出ていました。感覚的ですが、文章を綴っている最中、言葉同士がうまくくっついてくれないのです。以前は言葉と言葉を縫合する回路がよく働き、滞ることなくするすると文章を綴っていけたのですが、それがいささか難しくなっていました。

その現象は恐らく初めてではありませんが、ああ数日書かないとこんな風になってしまうんだなぁ、と改めて強く感じた次第です。

物書きにとって(ライターにとっても)毎日書くことが極めて大切であることは、このブログで何回も書いてきました。毎日、言葉をつなげて文章にするという、ただそれだけの簡単なことのはずですが、その簡単なベーシックな作業をやり続けるのは意外や意外、そんなに簡単なことではないのです。

しかし思うに、物書き稼業を続けるということは、そういう地道な作業を毎日ひたすら続けることをベースにするのでしょうから、休日だから書かない、などというある種のサラリーマン的発想をしている内は、物書きにはなれやしないのでしょう。物書きを目指すなら、そういう気分からいち早く、徹底的に脱却する必要があると思います。