杉本純のブログ

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図書館で撮影チームに遭遇

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今日、板橋区立高島平図書館に行ったら、立て看板に写真のようなお知らせが掲載されていました。

高島平と周辺のエリアはけっこうドラマとかバラエティ番組にも登場します。町中ではたまに撮影チームを見かけます。ですが図書館での撮影は、私は初めて遭遇しました。

迷惑にならない場所なら構わないだろうと二階に上がってみたら、たしかに参考図書コーナー付近でけっこう大がかりな撮影が行われていました。本棚の間の床にレールが敷かれていたので、どうやら移動撮影をするものらしい。地域資料と新聞コーナーの近くには複数の人が集まり、同じ一点を見詰めていたようだったので、恐らくそこにモニターが置かれていたのでしょう。監督もそこにいたのではないかと思います。また、図書館の外には大型のバンが停まっていたので、たぶんロケバスだと。

二階のレールが敷かれた付近には撮影チームのメンバーと思しき作業着姿の人が何人も動き回っていました。

…ちょっと懐かしい気分になりました。私は学生時代、映画を学び、実習制作ではいろんなところにロケをしに行きました。そこでは今日見たメンバーのように作業着を着て、夏でも冬でもどんな天気でも撮影現場を動き回って声を張り上げていました。きつかったですが、まぁ所詮は学生映画で、今日見たプロの方々のほうがはるかに大変だろうと思います。私はけっきょく映画の道には行かず…というより、自分はその進路は不適合だと判断し、物書きの方に転向しました。ですが、多くのスタッフが集まって映像作品を制作しているところを見ると、親しみの混じった懐かしさを感じますね。

『銭湯図解』は、小杉湯(高円寺)番頭でイラストレーターの塩谷歩波の本(中央公論新社、2019年)。著者は大学で建築を学び、設計事務所に勤めたものの体調を崩して休職。その後、通い始めた銭湯に救われて銭湯のイラスト「銭湯図解」をSNSに発表しました。それが評判を呼び、各メディアで取り上げられ書籍化もされたようです。

ドラマの情報はネットで探しても見つかりませんでした。「配信」ということはネットですかね。機会があったら見てみたいです。