杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

知的好奇心の矮小化

盆休みに入った。

なにしろ屋外が茹だるような暑さなので、せっかくの連休ではあるけれどあまり外出はしていない。ただし、朝六時くらいに近所の都立公園を歩くと、特に木陰はわりあい涼しくて心地よい。最近は運動不足でもあるので、朝は公園を含む近所を散歩したり、柔軟体操をしたり、プールに行ったりなどしている。

コロナ禍はもちろん「禍」なのだが、連休になれば家族と一緒に遠出をしたり、旅行したりしていた以前と比べ、支出が抑えられているのは良いことと言えるかも知れない。飲み会も以前のようにしなくなったし、外食も減ったので当然である。

いつもなら盆休みなどの長い休みには重厚な長篇に取り組むのだが、今年は何を読もうかと考えることすらしなかった。遠出も旅行もしなくなったので思い切り本を読もうという気になるかというと、そうでもないのである。行動範囲が狭まった影響か、知的好奇心も矮小化したような気がしないでもない。これも一種のコロナ禍か。良くない。やっぱり長篇を読もう。そうだな、『あら皮』でも読んでみるかな。