杉本純のブログ

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板橋区郷土資料館 50周年

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板橋区郷土資料館の企画展「郷土資料館 50年の展示 ~こんな展示がありました~」を見に行った。足を運んだ5月5日は館の中庭で鎧の着付け体験を開催していて、それをアピールするためか、入口の手前には鎧姿のパネルが立てられていた(写真)。

企画展は、前身施設も含めて今年で五十周年となる郷土資料館の、過去の展示を振り返る回顧展。高島平の地名の由来となった高島秋帆や、区内に二十以上あったらしい映画館に関する展示、その他にも銭湯や鉄道や光学など、あらゆるテーマの下に板橋区の歴史と文化を紹介してきたことがよく分かり、面白かった。

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これほどの企画展を無料で催してくれるのがうれしい。資料館は自宅から遠からぬ場所にあるので、これからもちょくちょく足を運んで地元のことを継続的に学びたいと思う。

資料館にはもちろん常設展もあり、こちらは縄文以前の昔から今日までのこの地域の変遷が資料と共に端的に解説されている上、映像資料もくり返し上映されている。区史を丹念に読むのもいいかも知れないが、ここに何度か来れば、板橋の歴史が自然に頭に入るんじゃないか。さらに、常設展と企画展をセットで見れば板橋区についてかなり詳しくなれると思う。