杉本純のブログ

本を読む。街を見る。調べて書く。

光陰矢の如し

師走になったが、それ以前からやたら忙しい。時間が過ぎるのが速い。光陰矢の如し。

夏から秋にかけて、毎日、睡眠時間を削って色んなことに取り組み、ついに秋から冬になる時期に体調を崩してしまった。それからはややセーブしているが、そうなるとこんどは時間がどんどん足りなくなった。

やりたいこと、知りたいことが多く、オフの時間はそれらに急き立てられるように過ごしていて、心が落ち着かない。忙しいのは結構なことだろうけれど、「忙しい」が文字通り「心」を「亡くす」状態になっていると思わないでもない。ということは、忙しくとも充実はしていないということではないだろうか。これは良くない。

たぶん、触れる情報が多過ぎるんだろう。気になるネットニュースはブックマークしているが、読むより先に読む予定の記事が増えていくのである。それは、気になって録画したテレビのドキュメンタリー番組の数や、積ん読になっている本の冊数についても同じことが言える。

以前、ある企業の経営者が、一日25時間欲しくなるくらい仕事にのめり込もう、と言っていた。しかし私としては、25時間どころか30時間でも50時間でも欲しいところである。けれどもきっと、時間が増えたら増えただけさらにやりたいことができて結局足りなくなるんだろうと思う。

忙しいのもけっこうだが、もうちょっと落ち着き、じっくりと物事に当たりたいとも考えている。