杉本純のブログ

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「高島平×水路上観察入門 展」を見た。

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高島平図書館1階コミュニティスペースで9月12日から10月3日まで開催の「高島平×水路上観察入門 展」を見て来た。

「水路上」とは、蓋をされたかつて川や水路の上のことで、つまり「暗渠」のこと。その水路上を観察することで、見慣れた地元の風景もいつもとは違う輝きを放つ、というメッセージが込められた展示である。

この展示は、高島平8丁目の「time spot」というスペースで開催されている「いたばし暗渠×水路上観察入門 展」と同時開催。暗渠マニアックスというグループ?が企画・制作し、いたばしデザイン同好会とtime spot、UDCTakが協力している。

time spotの展示は見ていないが、高島平図書館の方を見て、面白かった。展示は、高島平にかつて存在し、現在は暗渠化されている「前谷津川」を主に扱っている。暗渠になるまでの経緯や暗渠化するための土木工事の様子などを伝える地元新聞の過去記事のコピーが展示されていて、勉強になった。

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前谷津川は南から北へ流れ、荒川水系新河岸川に注いでいる。私は新河岸川のことをライフワーク的に調べているので、その意味でもいろいろと学べて楽しかった。

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