鈴木輝一郎先生の『何がなんでもミステリー作家になりたい!』(河出書房新社、2019年)を読んでいて、細かいところだがハッとさせられるところがあった。
キャラクターの履歴書を書くのを説明するのに、先生自身の小説『ほどよく長生き死ぬまで元気遺産そこそこ遺書はしっかり』の主人公の履歴書を例にしているところである。この小説を私は未読なのだが、本書によると、主人公は先生自身をモデルにしているらしい。
履歴書は二種類あるが、人物の性格や人生経験を記す「履歴書B」を見て、目を丸めた。
「長所 短所」のところに、「ADHD、思い込みが激しい」とある。私は、もしかしたら先生はADHDなのかな、と思った。その履歴書が厳密に先生自身の履歴なのだとしたら、先生はADHDということになる。
先生は、ADHDや発達障害は小説を書く上ではプラスになる、とTwitterで述べている。ひょっとすると、自身の経験から述べているのかも。。